2025年7月22日午前8時15分ごろ、印西市草深で飼われていた大型犬のドーベルマンが逃走したそうです。
逃げたのは体重約50キロの黒色の雄のドーベルマンで、年齢は4歳。
茶色の革製の首輪を着けており、飼い主によると”おとなしい性格”とのこと。
そりゃあ、飼い主に対してはおとなしいでしょうけど・・・
【速報】印西でドーベルマン逃走、体重50キロの大型犬 国道464号沿い、周囲には商業施設も 住民に注意呼びかけ(Yahoo!ニュース)
追記:このドーベルマンは午後5時44分に確保されたそうです。けが人は無し。
目次
危険な犬を放した飼い主はどんな罪になるの?

まずは、動物愛護法上の責任が問われます(飼養義務違反)。
これは動物愛護管理法第7条で「逸走防止の措置を講ずるよう努める」と定められているのですが、罰則は特にありません。
脱走したことを自治体に報告する義務を条例で定めている自治体もあり、これに違反した場合は罰金を科されることもあるようです。
正当な理由が無く危険な犬を放した場合、軽犯罪法違反となる可能性があります。
軽犯罪法違反の場合、勾留または科料(1,000円~9,999円の徴収)の刑罰に処されます。
逃げた犬が誰かに怪我をさせてしまった場合、刑法によって過失傷害罪となることがあるようです。
過失傷害罪の刑罰は30万円以下の罰金、または科料(1,000円~9,999円の徴収)です。
また、怪我をさせたことで民事裁判になった場合は多額の損害賠償金を支払うことになる可能性があります。
飼い犬による噛みつき事故の損害賠償については、過去に数百万円の支払いを命じる判決が出たことがあるようです。
人を噛む可能性のある大型犬を飼う人は保険に加入する必要があるかもしれませんね。