2025年7月20日(日)に行われた参議院選挙で大敗、過半数を割った自民党。
石破茂首相は2025年7月23日、8月までに退陣を表明する意向を固めて周辺に伝えたそうです。
石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ(Yahoo!ニュース)
※後に石破氏が否定
石破首相が辞任した場合、国民民主党との自公国連立政権はあるのか可能性を探ってみたいと思います。
2025年7月22日現在の政党別議席数

- 衆議院定数465議席:過半数は233議席
- 参議院定数248議席:過半数は125議席
国会の決議は基本的には多数決です。
物事を決めるのには過半数の味方が必要となります。
現在の自公連立与党が過半数を取るために必要な議席数は、衆議院で18議席・参議院で3議席となっています。

政党名 | 衆議院 (定数465) | 計 | 参議院 (定数248) | 計 |
---|---|---|---|---|
自民 | 191 | 215 | 101 | 122 |
公明 | 24 | 21 | ||
立憲民主 | 148 | 250 | 38 | 126 |
維新 | 38 | 19 | ||
共産 | 8 | 7 | ||
国民民主 | 28 | 22 | ||
れいわ | 9 | 6 | ||
社民 | 1 | 2 | ||
参政 | 3 | 15 | ||
保守 | 3 | 2 | ||
無・他 | 12 | 15 |
自公国連立?国民民主党が連立与党の最有力候補
単独では無理、公明党との連立でも過半数をとれなかった自民党。
もちろん政権を譲る気など無い自民党としては、今後は新勢力を迎えての「新・連立政権」を模索する方向になると思います。
そうなると、やはり連立の最有力候補は国民民主党ではないでしょうか。
国民民主党は「対決より解決」と掲げているとおり、政権交代より課題の解決を軸にしています。
すでに与党と予算などについて協力している経緯もあり、与党参加の可能性がもっとも高い政党と言えるのではないでしょうか。
玉木首相が誕生する可能性
連立の可能性があるとは言え、石破総理大臣ではダメと語っていた玉木代表。
【参院選】国民民主党・玉木代表「約束を守らない石破政権と組む気は全くありません」と断言(Yahoo!ニュース)
国民民主党の与党参加には肯定的な意見も多く(否定も多いですが)、玉木代表や榛葉幹事長の入閣を待ち望んでいる有権者も少なくないのではないでしょうか。
岸田元首相から「国民民主党の玉木雄一郎氏は首相候補」とも言われています。
「国民民主党の玉木雄一郎氏は首相候補」 岸田文雄前首相が言及(日本経済新聞)
自民党内部でも”玉木首相”を否定しない流れになりつつあるようです。
多くの国民から「未来の総理大臣」と言われている国民民主党・玉木雄一郎代表。
自公国連立政権で玉木首相誕生というのも遠くないのかもしれませんね。
維新(日本維新の会)が自民公明と連立する可能性
ちなみに、国民民主党の次に連立の可能性があるのは維新だと思います。
維新も国民民主党と同様に自民公明を拒絶しておらず、政策ごとに協力するという姿勢です。
政策が部分的に一致しているのであれば、与党入りのメリットは大きいと思われます。
維新については自民公明との連立を探る動きがあると言われており、政権交代の可能性より連立拡大の可能性の方が高いのではないでしょうか。

