近年の猛暑の中「学校で日傘が禁止されている」という校則にSNSを中心に疑問の声が相次いでいます。
命に関わる暑さなのに、なぜ日傘を使ってはいけないの?
学校側の言い分や実際の校則の内容、生徒や保護者の反応を詳しく調査します。
なぜ日傘が禁止?学校側の言い分とは?

日傘禁止の理由として、学校側が挙げているのは以下のようなものです。
- 登下校時に視界を遮る可能性がある
- 通学路が狭く、傘を広げると危険
- 「生徒間の差」が生まれるため、持たせたくない
- 日傘を使っていると「目立つ」ため、いじめの原因になる可能性がある
一見「安全に配慮している」とも受け取れますが、現代の酷暑の中で日射病・熱中症のリスクを軽視しているのでは?という声も多数あります。
雨傘は許可されるのに「日傘がダメ」な理由
雨の日の雨傘は普通に許可されているのに「日傘はダメ」となる理由はなんでしょうか?
- 雨傘は「濡れると体調を崩す」「制服が汚れる」といった実害がある
- 日傘は「我慢すれば済む」「日焼け程度」の軽い被害
- 色や柄に個人差があり、“目立つ・浮く”→いじめにつながるのでは
- ブランド物や高価な日傘を持つ子と、持てない子の格差を生む
以上のような理由が語られていますが、「熱中症は命に関わる問題であり我慢では済まない」や「服装や文具などでも格差はある」という反対意見も多く出ています。
ネット上の反応「おかしい」「もはや虐待では?」
SNSや掲示板では、次のような反応が多数見られました:
- 「30度超えてるのに日傘ダメとか、時代錯誤すぎる」
- 「なんで暑さ対策が“校則違反”になるの?」
- 「親が持たせても先生に取り上げられるって…もはや虐待では?」
中には「先生は日傘使ってるのに、生徒は禁止って本末転倒では?」という指摘もあり、校則のねじれも問題視されています。
実際には「男女差別」「伝統」も理由?
一部の学校では、女子生徒は日傘可・男子生徒は不可というケースや、「昔からそうだから」と根拠不明な理由で禁止されている例も報告されています。
保護者がPTAを通じて日傘解禁を求めたもところ、「全体のバランスを崩す恐れがある」として却下されたとのこと。
この”バランス”ってなんでしょうね。
海外では当たり前?日傘と熱中症対策の重要性
海外では日傘どころか帽子・水筒・冷却グッズの持参はあたりまえです。
学校ぐるみで熱中症対策を徹底している例も多く、日本の「統一・従順を重視した校則」との違いが目立ちます。
今後どうなる?日傘解禁に向けた動きも
最近では、メディアでも取り上げられたことをきっかけに、一部の自治体や学校では日傘の試験導入や自由化の動きが出てきています。
保護者からの声も影響力を持つため、声を上げることが校則の見直しにつながる第一歩になりそうです。
猛暑が常態化している今、「日傘禁止」という旧来の校則は時代に合っていないというのが大多数の声です。
生徒の命や健康よりも“見た目”や“バランス”を優先するルールは、もう見直すべきですよね!

