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遅延損害賠償額いくら?東武東上線2025年8月20日に女性が座り込みトラブル

東武東上線・成増駅近くの鉄道敷地内で、若い女性が朝のラッシュ時にかけて長時間座り込み。
上下線43本が運休して約1万6000人に影響が出るトラブルがあったようです。

「やめてくれ…」鉄道敷地内に若い女性が座り込み 東武東上線がラッシュ時に1時間半ストップ、大混乱に(Yahoo!ニュース)

たった一本の電車を止めただけでも多額の損害が発生するのに、この事件はなんと43本運休。

損害がどれくらいで、賠償額はいったいいくらになるのか試算しました。

目次

東武東上線の朝ラッシュ時に運休させた女性の賠償責任は?

43本の運休原因が第三者の行為(敷地内に侵入)だったので、東武鉄道はその人物に対し多額の損害賠償を請求する可能性があります。

想定される損害

東武鉄道の損失としては以下が考えられます。

  • 運賃収入の損失
  • 振替輸送費用
  • 人件費(現場対応・復旧作業)

過去の実例としては、

  • 小田急線放火事件(2021年)
    → 加害者に対し、数千万円規模の損害賠償請求
  • 中央線鉄道妨害事件(2017年)
    → 被告に対して約1億円超の賠償請求

などがありました。

1時間30分43本の電車を運休させたら遅延損害賠償額はいくら?

JR東海・認知症事故訴訟(列車衝突で約2.2万人影響)では、

  • 振替輸送費用:約534万円
  • 旅客対応人件費:約184万円
  • 合計:約720万円

これを2.2万人で割ると 約326円/人 の実費が発生していたと算定できます。

今回の東武東上線では約16000人に影響したということなので、

16,000人 × 326円= 約5,216,000円

約520万円の損害が発生していると想定されます。

このケースだと東武東上線の払い戻しもおそらくありませんのでこんなものでしょうか。

思ったより少ない・・・かな?

振り替え輸送が無かった場合はさらに金額が下がりますので、対応人件費の約84円/人だけになるかもしれません。

16,000人 × 84円= 約1,344,000円

この場合は16,000人もの人々に迷惑をかけておきながら、損害としては134万円程度になるようです。

東武東上線運休で16000人に影響した場合の「遅延損害賠償額」まとめ

上下43本運休で”約134万~520万円”の損害。

TJライナー(座席指定の有料列車)の料金払い戻しが加わった場合、ここからさらに上振れします。

もちろん損害賠償請求をしない場合もあります。

本人はなにか悲しい出来事があったのかもしれませんが、どんな理由があったとしてもたくさんの人に迷惑をかけたことは責任重大ですよね。

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