2025年7月20日におこなわれる参議院選挙で、山尾志桜里(やまおしおり)氏が無所属で東京選挙区から出馬することが決まりました。
国民民主党に公認を取り消されてからの逆転出馬となった山尾志桜里氏ですが、「ジバン(地盤)・カンバン(看板)・カバン(鞄)」なしの戦いで当選確率は10%程度と見られています。
山尾志桜里氏が炎上した理由

山尾志桜里氏の当選確率が低いのは、過去の炎上事件が大きな要因となっています。
山尾志桜里氏は2017年に弁護士・倉持麟太郎氏との不倫疑惑が「週刊文春」によって報じられました。
さらに、2016年にガソリン代の不正計上、2021年に議員パスの不正利用なども発覚。
2025年6月の記者会見では、「事情を存じ上げません」という無責任な発言や不適切な対応で会見が炎上状態となりました。
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山尾志桜里氏への信頼は大きく損なわれ、参議院選挙2025での当選確率を低下させる要因となっています。
国民民主党の比例候補から一転、無所属出馬へ
山尾志桜里氏の当選確率が大きく下がった直接的な理由は、国民民主党からの公認取り消しではないでしょうか。
いったん擁立を決めた国民民主党が、6月の記者会見や過去の不倫疑惑を巡る批判が強まったため、一転して公認見送りを決定したのです。
当初は比例代表で出馬予定だった山尾志桜里氏でしたが、会見の結果、山尾氏への風当たりは一層強まり、国民民主党からの離党を余儀なくされました。
山尾氏は「(国民民主党への)リベンジという考えは全くない」と説明し、無所属で出馬すれば「国家観をより自由に訴えられる」と述べています。
しかし、衆院議員時代の選挙区は愛知7区で、今回の東京選挙区からの出馬は「地盤・看板・かばん」ナシの戦いとなります。
比例区ならまだチャンスはあった気もしますが、わざわざ激戦の東京選挙区を選んだのはなぜでしょうね。
国民民主党候補者の票を奪うためとも言われていますが真相は・・・。
理由はどうあれ、組織票も期待できない状況で山尾志桜里氏の当選確率は極めて厳しいものになっていると思います。
過去の事例からみる山尾志桜里氏の当選確率
無所属での出馬・6月の記者会見の低評価という条件を考えると、山尾志桜里氏の当選確率は10%程度と予想されています。
東京選挙区は改選数6の大激戦区で、山尾志桜里氏の参議院での当選はありません。
過去の無所属候補者の当選例を見ると、知名度や特定の支持基盤がない限り当選は困難な状況のようです。
特に山尾志桜里氏の場合は、不倫疑惑や議員パス不正利用など複数のマイナス要因が重なっています。
山尾氏は「女系天皇」の検討や憲法9条2項の改正を主張していますが、これらの政策だけで無所属の不利を覆すのは難しいでしょうね。
参議院選挙2025での山尾志桜里氏の当選確率は、過去の不祥事と組織票の欠如を考慮すると、やはり10%程度かそれ以下が妥当なのではないでしょうか。

