日本海夕景と松尾芭蕉

やって来ました夕暮れの日本海。
さっきまで雨が降っていたせいで人影もまばら。絶好の撮影日和かも。

ふと見ると以前お会いしたおじいさんの姿が。
こんにちは、と挨拶するも無視。…なるほど、動かざる事山の如しですな。さすがです。

陽は傾いてきたのですが、厚い雲に遮られてしまいました。
今日は沈む夕陽を拝むことが出来ないかも知れない…不安がよぎります。

待つこと2時間。

その甲斐あって（一心不乱に他の写真撮ってただけなんですけど）雲の切れ間が出現。落ちていく太陽が見え始めました。

そして空がオレンジ色に染まっていきます。

暗くなる寸前、夕焼けをバックに先ほどのおじいさんがつぶやきました。

「どれ、ウミネコが帰るならワシもぼちぼち帰るとするかな」

…でも動かざる事山の如し（笑）

今日は雨降りの海を撮りに来たはずだったのですが、来る途中で雨があがってしまいガッカリ。
それでも思いがけず綺麗な夕焼けに遭遇する事が出来ました。

夕暮れ時、光量不足の状態でもK20DのISO感度100はいい仕事をしてくれます。

DA★16-50mmとの相性もかなり良いと思います。

便利な「ダイナミックレンジ拡大」を常用している人も多いとは思いますが、K20DのISO感度100もぜひ使ってみてください。引き締まった「黒」と、意外なほど広いダイナミックレンジに驚くかも知れませんよ。